恋愛

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近頃人を好きになることがなくなった。人と出会う機会が少ないのも一因だが、好きになったとしても20歳前後の頃のように狂ったように好きにならない。自分の心のコントロールができてしまう。

成就したかどうかは別として、過去にすごく好きになった人を思い出してみた。思い出されるのは片思いに終わった人ばかりである。私自身、当時と考え方や趣味が変わったということもあるが、なぜ好きになったのだろうと不思議に思う。今同じ状況になってもたぶん好きにならない。何がきっかけかわからないが、体にセットされた動物としてのプログラムが発動すると本人の意思に関係なく人を好きになるのではないだろうか。本人はそうなったときタイタニックのようにそれが美しく、自分らしく、生きる意味だと思い込んでしまうのだが、その状態というのはカルト教団で洗脳されて教祖に触れただけで涙を流す、それと同じなのではないか。人から洗脳されるのではなく本能により洗脳されているわけだ。

冷静になってみると(大多数の人は結婚して何年かして)洗脳が解けて、好きになっていた自分を不思議に思う。そのときに同性の友達のように気が合っていればいいのだが、そうではなく、お互い異性としての魅力だけでくっついたならば悲しいことになる。

片思いだった人については今は何の魅力も感じない。そして付き合った人については冷静になってみると自分とは合わないことに気がつく。この人と一緒に居るより一人で居るほうがいいことに気がついてしまう。今わかったが、恋愛に関して私の選球眼が悪すぎる。冷静になっても好きでいられる人を選ばなければいけないのに本能だけで選んでしまっていた。そして今となっては、もうそういうことにパワーを使う気にもならない。燃えるような恋ができるとも思えない。ついに欲しくなくなったようだ。「欲しくなくなると手にはいる」のが世の中だと考えると、そろそろ手に入るのかもしれない

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結婚への投資

NHKの「プライスの謎」で白人セレブとの結婚目指して数百万円のお金をかける高学歴高収入の30代女性について解説していた。なぜ彼女たちが外国に活路を求めるのかと言うと、日本には下方婚という結婚観があり、男性は自分より低学歴低収入の女性しか相手にしない、だから相手にされない女性が相手にしてくれる外国人にすがるかららしい。更に外国では育児、家事の男女分担や社会支援が充実しているので今のキャリアを失わずにすむというメリットもあるとのことだ。面白いと思ったのが、現在社会問題化している「少子」問題の原因は結婚しない(できない)人たちの増加にあるのだが、その人たちが結婚しない理由は、「下方婚・専業主婦」(このシステムは戦後高度成長を達成するために政府が誘導した政策で歴史的には一時的な慣習)の親にその価値観を植え付けられた子の世代が、男女均等という社会変化について行けずに難民化した、というものである。したがって、更に若い世代は「下方婚・専業主婦」などという価値観を持っていないし社会も整備されるから上方婚でも家事分担でも抵抗なく結婚するため未婚率は下がるはずらしい。

今の「負け犬」世代はとんだ災難だ。

しかし女性はさすがにたくましい。番組では外国人(欧米オセアニアのお金持ちの白人)専門結婚紹介所に120万円で登録して外国人をゲットするためのノウハウを勉強し、洋服・化粧・エステに数百万円をかけて外人好みに化ける、そして外国人お見合いパーティで獲物を狙う、様子を放送していた。以前、会社の先輩が「結婚を投資と考えた結婚紹介ビジネスがこれから伸びる」とおっしゃっていたのを私は「出会いからお金を取るのは間違っている」などと反論したのだが、私が間違っていました。結婚は投資でした。女性は結婚をロマンスと考えるほど甘くはなかったのだ。数百万円をかけても国際結婚すれば(日本で結婚して専業主婦になるより)今のキャリアを失わずに済み、高い年収と社会的地位が守られ結局は得なのだ。実に割り切りがいい。

だが、二つのことが気になった。まず、相手の外国人はそれでいいのか?彼女たち素ではなく、相手を誘惑するために化けているのだ。悪く言えばそれにだまされているのが外国人だ。もっと悪く言えば日本人の男に相手にされなくなった家事も育児もしたくない口達者な年増女をつかまされたのだ。そんな彼女たちが外国人が期待する「淑やかな日本女性」であるわけがない。その後うまく行くのだろうか・・・

もう一つは、難民化した男はどうなったのかということだ。彼らに国際結婚のような解決策はあるのか。下方婚を求めるならそれは無理だろう。女性のようにたくましく努力をするわけでもないので結局結婚せずに生涯を終えるのか、よくわからないがそこにも何かしらのビジネスチャンスの可能性があるような気がする

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